[ 牛糞 ]

四方田犬彥 Yomota Inuhiko

 

請把我的軀體塗滿牛糞 

頭頂也是 凹陷的雙眼也是 

請用雙手將糞便如黏土般澆蓋上去 

無論鼓脹的肚子 瘦到皮包骨的雙腿 

或掛在雙腿之間 如萎縮的球根般的睪丸 

都請塗上貯存桶中黑色與赤土色的混合物 

因為我已是行將就木之人 

是想從現世的愚蠢夢裡覺醒過來的人

 

請將我的軀體覆以牛糞 

不只軀體 我的靈魂也是 

以及咬牙撐著卻疲憊不堪的我的記憶 請把所有地方都毫無遺漏地塗滿糞便 

生於記憶內側的 無數的氣孔裡 

請都塗上臭味的黏土 

因為我死命打起精神卻已疲憊不堪 

靈魂受潮 喪失活力

 

靈魂是火 

靈魂是輕盈燃起的火焰 

然而我的軀體已承受過重的水氣 

如牡蠣的肚子般膨脹 

又沉沉下垂

就等著腐爛的到來 

喪失輕快飛翔的能力

 

請把我的軀體塗滿牛糞 

所以孩子們呦,拜託了 

請用你們稚氣的手指挖起桶中的牛糞 

塗封我身上的所有洞穴、所有孔竅 

就用牛糞把我蓋滿吧

 

當塗上的糞已完全乾透

龜裂、自皮膚剝落 

我的靈魂將從濕氣之中解放 

回復原本的爽朗快活吧 

現在我滿身牛糞 心滿意足地橫臥於神殿之側 孩子們呦,玩膩了泥巴的你們 

就依著素樸的靈魂 想起要玩新遊戲的時刻

わたしの軀を牛糞で覆ってほしい

頭蓋にも 窪んだ両の眼にも 

両手を使って粘土のように糞を被せてほしい 

膨れ上がった腹にも 瘦せて骨ばかりとなった両の足にも 

足の間にある 萎びた球根のような睾丸にも 

貯えの桶にある黒と赤土色の混ぜものを塗りつけてほしい 

なぜならわたしはもうすぐ死に赴こうとする者だから 

現世という愚かしい夢から目覚めようとしている者だからだ

 

わたしの軀を牛糞で覆ってほしい

軀だけではない わたしの魂にも 

支えるのに疲れたわたしの記憶にも 

余すところなく糞を被せてほしい

記憶の内側に生じた 夥しい鬆という鬆に 臭いつく粘土をべっとりと塗りこめてほしい 

なぜならわたしはもはや脳髄を支えきるのに疲れたから 

魂が湿気を帯びて 活力を見失ったから

 

魂は火

魂は軽やかに燃え立つ炎だ 

だがわたしの軀はあまりに多くの水を受けて 

牡蠣の身のように膨れ上がり

垂れ下がり 

腐爛の到来を待ち受けようとしている 

軽やかに飛び立つ力を見失っている

 

わたしの軀を牛糞で覆ってほしい 

子供たちよ、お願いだから 

稚なげな指を用いて桶のなかの牛糞を掬いとり 

わたしの穴という穴、窪みという窪みを塗りこめてほしい 

わたしを牛糞そのものにしてほしい

 

塗りつけられたすべてが乾ききり 

罅割れ、皮膚から剝がれ落ちるとき 

わたしの魂は湿気から放たれ 

本来の快活さを取り戻すことだろう

 

まみ

 

今わたしは牛糞に塗れ 心満ちて神殿の傍らに横たわる

子供たちよ、泥遊びに飽きたお前たちが 無地の魂のまま 新しい遊びを思いつくころ


photography|Manchi Cheng

flower art piece|質物霽畫

production|Alice Chan

model|Sophie Liu

assistant|Chien Chuan Wang

press|Polysh

 

poem courtesy of 四方田犬彥